放射線防護工事
安全・安心の責任施工
医建エンジニアリングでは、専門業者として培った知見をもとに責任施工でX線防護工事を提供いたします。このページでは工事の様子を一部ご紹介いたします。
乗り込み
下地(軽鉄・木)が立っている状態で工事に入ります。
アウトレットボックスも付いています。
ここから医建エンジニアリングのX線防護工事がスタートします。
枠の取付
まずは枠の取付です。枠の内部には鉛が入っていて、X線防護仕様となっています。
枠・扉ともに鉛が入っているため、通常の建具に比べてかなり重量があります。
鉛入り枠の取付後、枠の周囲にもしっかり鉛を入れていきます。
無鉛ボード張り
枠が付いたら、室内に無鉛ボードXPを張っていきます。
無鉛ボード張りは天井から。
無鉛ボードXPは1枚あたりが鉛ボードよりも軽量ですが、普通の石こうボードに比べると重いため大変な作業です。
換気扇などの開口部は無鉛ボード張りの前に鉛で防護処理しています。
天井の2層目を施工中です。
壁も張ります。
写真では分かりにくいですが、壁の2層目を施工中です。
鉛ボードの場合はジョイント部に鉛テープを使用しますが、無鉛ボードXPは1層目と2層目の目地をずらして張ることでジョイント用の鉛テープが必要ありません。
こうした壁面の開口部も、無鉛ボード張りの前に裏側を鉛で防護処理しています。
医建エンジニアリングでは無鉛ボードXPの2層目を糸面取りして無鉛パテ処理しています。無鉛パテも無鉛ボードと同様、X線防護性能をもったパテです。
無鉛ボードはジョイント部に鉛テープを使用しないため不陸がなくきれいな仕上がりになりますが、このパテ処理によってさらに仕上の精度がアップします。
※X線防護用のパテ処理です。仕上の際は仕上用パテ処理を別途行ってください。
無鉛ボード張りと無鉛パテ処理が終わりました!
扉・含鉛ガラスの取付
X線防護扉(鉛入りドア)を吊り込み、鉛ガラスを取り付けました。
単板タイプの鉛ガラスは素手で触れたり、水拭きなどで水分が表面に付着したりすることで白い「くもり・ヤケ」が起きていました。
医建エンジニアリングでは、アルコール消毒・水拭き・洗剤などでのクリーニングが可能なカバーガラス付き鉛ガラスを標準仕様としています。
今回は壁に合わせてX線防護扉(鉛入りドア)も木目調の面材です。
(写真ではまだ枠に青い養生材がついたままです)
他の作業で扉やガラスにキズがつかないよう、段ボールで養生したままにしておきます。
写真を撮りに行った日は既に壁のクロス貼りが終わっていました。
(小話)
この日は天井のクロス貼りも終わっていました。
こうなっていた(クリックでボード施工後の写真:左右逆)のが、ご覧のように仕上がっています。
これで医建エンジニアリングのX線防護工事は完了です。
この後、仕上やクリーニングを経てエックス線室は引渡しとなります。
引渡し後はエックス線装置が設置され、漏えい放射線量測定を行ってエックス線の漏えいの有無を確認します。
番外編:お引渡し後
本編(X線防護工事)は上記で完了しましたが、ここからは番外編としてお引渡し後の様子を少しだけご紹介いたします。
お引渡し後、開院ご準備中のクリニック様へお邪魔しました。
院内はすっかり仕上がり、木目調が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
廊下の奥にエックス線室があります!
表示灯(使用中ランプ)が目印。
放射線管理区域等の標識はこれから貼られるようです。
エックス線室内の様子。
エックス線装置の据付作業中です。
グリーンの壁紙と木目調がシックな印象です。
こちらはエックス線装置の操作スペース。
室内ではまだエックス線装置が据付作業中です。
角度が付いてしまい見づらいですが、操作スペース側のドアには観察窓がついていて室内の患者さんを見ながらエックス線の照射ができるようになっています。
こちらも、放射線管理区域等の標識はこれから貼られるようですね。
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