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放射線防護材ホーシャット無鉛ボードXP

放射線防護材ホーシャット無鉛ボードXP

鉛をまったく使用しない 環境にやさしい放射線防護材

 

 

 

無鉛ボードXPとは?

ホーシャット無鉛ボードXP

 

医建エンジニアリングでは他社に先駆け、鉛を全く使わない無鉛X線遮へい石こう板『(商品名:)ホーシャット無鉛ボードXP』を開発しました。
『ホーシャット無鉛ボードXP』は鉛の溶解から圧延までの工程が無いため、鉛付きせっこうボードに比べて二酸化炭素排出量を大幅に削減できます。(
他にも、火に強い・施工性が良いなど数多くのメリットを備えており、採用された施設数は3,000件超となりました。

医建エンジニアリングは、次世代へより良い環境を残すため、今後も新たな無鉛製品の開発・工法開発を行ってまいります。

 

 

 

※鉛のCO2排出量調査
・電気鉛
(社)環境情報科学センター製品環境情報提供システム事務局 CO2原単位表Ver.1.2 (2005.8.27付)を基に、電気鉛製造過程でのCO2排出量を算出
→ 電気鉛1kgあたり約2.52kgのCO2排出
・圧延鉛
当社協力工場でのエネルギー消費量を基に、鉛圧延工程でのCO2排出量を算出
→ 鉛1kgあたり約43.6gのCO2排出
(地球温暖化対策の推進に関する法律施行令第三条 排出係数一覧表を参照)
・鉛付きせっこうボード1枚のCO2排出量
鉛付きせっこうボード(鉛1.5mm)の鉛重量約28.1kg(比重11.34 寸法910mm×1820mm)より、鉛付きせっこうボード1枚あたりのCO2排出量を算出
→ 約72.0kgのCO2排出

 

放射線防護工事の様子

 

≫ 放射線防護工事ページ

 

無鉛ボードXPの特長

 

  • 火に強く、単体で不燃材大臣認定を取得しています。
  • 価格が安定しています。(防護材の主成分であるバリウム化合物は価格の変動が少ないため)
  • 軽量かつ丈夫で施工しやすく、施工期間を短縮できます。
  • CO2の発生量が少なく、環境にやさしい防護材です。
  • 全国の病院・診療所で数多く採用されています。

 

無鉛ボードXP 6つのメリット

 

無鉛ボードXPは単体で不燃材大臣認定を取得しております。
また、強化せっこうボード等との組合せで耐火構造の大臣認定も取得しています。
 

無鉛ボードXPの主成分であるバリウム化合物は価格の変動が少ないため、安定した価格で供給できます。
 

無鉛ボードXPは鉛付きせっこうボードに比べて軽量かつ丈夫*なため、施工スピードが向上し、施工期間の短縮につながります。
*強化せっこうボードと同等の強度
 

鉛付きせっこうボード1枚を無鉛ボードXPでの施工に変更した場合、約72kgのCO2削減になります。
(鉛の圧延加工を行わないため)
 

無鉛ボードXPは特別管理産業廃棄物のおそれのある鉛を使用しておらず、簡単にリサイクルすることができます。環境にやさしい放射線防護材です。
 

無鉛ボードXPは鉛付きせっこうボードに比べ、エックス線診療室等における電波状況への影響が少ないと考えられます。
*無鉛ボードXPと鉛付きせっこうボード単体での比較
*データ

製品仕様

商品名 ホーシャット無鉛ボードXP
一般名称 無鉛X線遮へい石こう板
         
  ※無鉛ボードXPは基本的に2層張り以上で使用します。
規格品番 XP-075 XP-100
  1層張り 2層張り 1層張り 2層張り
鉛当量 0.75mm 1.5mm 1.0mm 2.0mm
質量 約19.5kg/㎡ 約39kg/㎡ 約24.5kg/㎡ 約49kg/㎡
  約32kg/枚 約40kg/枚
厚さ 12.5mm 25.0mm 15.0mm 30.0mm
寸法 910×1820mm
形状 スクウェアエッジ
含水率 3%以下
曲げ破壊荷重 長さ方向:500N以上 幅方向:180N以上
防火材料認定番号 不燃:NM-3472
耐火構造認定番号 FP060NP-0349(断熱材無) / FP060NP-0351(断熱材有)※2

 

※1 重ね張り工法で様々な鉛当量に対応できます。 鉛当量︓1.5mm、1.75mm、2.0mm、2.25mm、 2.5mm、2.75mm、3.0mm
※2 耐火構造(耐火ウォールシステム)につきましては別途資料がございます。詳しくはお問合せください。

・本製品は天然重晶石を原料としているため、生産ロットごとに色彩が微妙に異なります。
・管電圧150kVまでの医用X線装置を使用するエックス線室に対応

 

納まり参考図

 

下地はJIS規格材を用い、各部材を緊結し、必ず構造計算をした上で質量に耐えられるよう下地組をお願いいたします。

 

重ね張り工法で目地部にも鉛不要

 

無鉛ボードXPの目地をずらして重ね張りすることにより、目地部の鉛処理が不要となります。
重ね張り工法により、材料費の削減や作業工数の短縮にも寄与します。

 

目地部比較

 

解体・廃棄について

 

無鉛ボードXPはせっこうボードと同様、簡単に解体・廃棄ができます。

 

リサイクル比較表

製品 リサイクル方法
無鉛ボードXP 吉野石膏(株)の指定するリサイクルルートで回収可能
鉛付きせっこうボード 鉛板とせっこうボードを完全に分離させる必要がある※

 

※鉛が特別管理産業廃棄物に該当するおそれがあるため

 

仕上について

目地処理

無鉛ボードXPの目地部に隙間が生じる場合は、充てん材として無鉛パテを使用します。その後は通常のせっこうボードと同様に仕上用パテ処理をしてください。

 

クロス仕上

下地調整用シーラーを塗布処理後、クロス貼りをします。

 

推奨シーラー

商品名 タイプ メーカー
スーパータックR 水性(アクリルエマルション) 吉野石膏(株)

 

※スーパータックRは水で薄めず、そのまま塗布してください。
※クロスを貼る糊は、合成樹脂入りの糊材の使用をお奨めします。
※クロス及び糊材の種類が多種ありますので、使用の際は予め接着材等を確認してください。
※その他製品については、試験施工し問題無いことを確認した上で仕上げてください。

 

ペイント仕上

下地調整用シーラーを塗布処理後、塗装します。
※シーラーの塗布方法については、各メーカーの仕様に従ってください。また、この場合は試験施工し、問題ないことを確認した上で仕上げてください。

 

納入実績

 

納入実績はこちらからもご覧いただけます。>>納入実績

 

 

カタログダウンロード

 

 

 

 

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